北の国から。というドラマを見た。
こころの中の遠く暗いところで
今まですやすやと眠っていた小さな私が、
どうやらむくりと起きたようで。
起きたと思ったら
たくさん、たくさん喋ってきて。
ちょっとばかし、うるさいくらいである。
リスだ!きつねだ!と叫んだかと思えば
ママだパパだと叫んでいる。
主人公の子供達が寂しくなれば、
小さな私も寂しくて。
気持ちをぶつけられない代わりに
心の中で大きくまるめた雪を、
遠くへ、 遠くへ
しきりに、投げている。
とおい過去のきもちが
いまになって
なみだとなって
たくさん出てくるのは
どうしてなのだろう。
泣いたぶんだけ、
こころの中に
小さなたんぽぽが
咲いていくようで
ドラマの中の富良野は冬なのに
私がいる今だって
冬支度を始めているというのに
不思議と、どこか、
春である。






