「悩む状態」ってどんな時?私が思う「悩み」の定義とパターンについて

こんばんは!心理カウンセラーの東(あずま)ゆうです。

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さて、今日のテーマは「悩む状態」ってなんぞやというものです。

一般的なカウンセリングの定義と問題点

厚労省のe-ヘルスページによると、カウンセリングの定義は以下のとおりです。

主に心理の専門家がクライエントや患者の話を傾聴したり受容したりしながら、クライエントや患者の心情や状況の理解に努めることによって、主体的に問題の解決を行っていけるようにサポートすることを指します。

これはカウンセラーの存在意義であり、一般的に皆様が理解されているイメージと近いかと思います。多くの方が、カウンセリングは「悩んだ時」に利用するものだと思われていることでしょう。実際企業勤めをしている際も、同様のフレーズで相談窓口が設置されているのを目にしました。

思うに、「現在日本で普及している心のケア」には大きな問題点が3つあります。

①相談者が「悩み」を自覚している前提であること。

②「悩む状態」が定義されていないこと。

③「悩む」に至るまでのプロセスを書いていないこと。

「悩み」とは何か?私が思う「悩み」の定義

「悩んだら相談しろよ!」と、友人や同僚、上司等から言われたことはありますか?

嬉しいけど、実際に本当の意味で相談できた人はどれほどいるでしょうか?実は少ないんじゃないかと思うんです。

私の考えでは、「悩み」というのは " 現在の自分像 "が "理想の自分像"と乖離している際に感じる違和感のうち、自分だけでは解決が難しいと感じるものを指します。

違和感の程度はグラデーション的に変化するものであり、重度の場合、自殺につながると考えています。

案外難しい、「悩み」を自覚し相談するタイミング

自分が誰かに悩みを相談する適切なタイミングが分かっている方ってどれくらいいるでしょうか。「自分が悩んでいる状態である」と自分で素直に認められている人はどれほどいるでしょうか?私は超少数であると思っています。悩んでいる自分を認める=悩みと直視する、ってことです。これは正直しんどいです。

「理由はわからないけど、今の環境がちょっとしんどい」・「会社は好きだけど、もう疲れてきた」・「今の生活は楽しいんだけど、どこかしっくりこない」・・・etc

上記のような感情を感じたことがある方、多いんじゃないでしょうか?カウンセラーの私からすると、違和感を感じたタイミングで、早めにカウンセリング受けてくれ~っていう状況です!でも、多くの方は「自分で解決すべきもの」・「自分の頑張りが足りなくて起きているもの」と捉えているように思います。

一度胸に手をあてて考えてみてください。もう十分原因と解決策について考えられたのではないでしょうか?もう十分自分と向き合われたのではないでしょうか?それでも解決できないから「悩んでいる」のではないでしょうか。

私が思う、「悩み」のパターン

これまでの経験から、3パターンあると思います。

パターン①:すぐに「悩み」と自覚する。(例:バイセクシャルと自覚する)

パターン②:最初は軽い違和感程度から始まり、どんどん深刻化する。※自分VS他者

(例:会社を休むレベルではないけれど、なんだか今の上司と反りが合わない)

パターン③:最初は軽い違和感程度から始めり、どんどん深刻化する。※自分VS自分

(例:自分は高いレベルで仕事ができるようになりたいのに、実際は仕事が捗らない)

パターン②は環境や対人関係が合わないようなケース、パターン③は理想の自分と現在の自分との差が大きいようなケースです。

私が思う、「カウンセリング」の再定義等

「カウンセリング」って、悩みを解決するために受けるものではありません。悩みを自分で解決するために「客観的ヒント」をもらうために受けるものと考えています。

相談にのるから!って軽々しく言う方は多いですが、相談先は慎重に選ばないと大やけどをします。相手が臨床心理士等の資格保持者でも同じことです。

なぜなら、「心の問題」というのは心理学の知識があるだけでは根本解決できないからです。人の数だけ人生の種類はあります。一つとして同じ人生はありません。なので、学問という「一般化された理論」だけでは説明に限界があります。

一般化された知識も持ちつつ、自分と同様orそれ以上の経験をしている人に「悩み」を相談することが問題解決において効率的と考えております。

東(あずま)ゆう

▽市ヶ谷@東京、大好きなチーズハンバーグと💕