「バイセクシャルの生態解説」④同性婚について、当事者が思うこと。

こんにちは!心理カウンセラーの東(あずま)ゆうです。

今日はバイセクシャルの生態解説シリーズを書いてみます。

※あくまで当事者の1人である私の体験に基づいて書かれたものです。当事者ごとに状況や意見は異なりますので、予めご了承ください。

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まずは私の現状を書いておきます。

▷東ゆうの現状

大阪でファミリーシップ宣誓をしている同性パートナー(以下、妻と記載)がいます。

大阪市では、パートナー(当事者)+当事者の子供も家族として宣誓可能です!

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さて、なかなか日本で成立しない同性婚

LGBT理解増進法ってなんだよ~~!って当事者の1人としてはもやもや苦笑。

バイセクシャル当事者として、この違和感と怒りは人一倍強いかもしれません。

だって、おかしくないですか?

私が男性を選べば、「世間からの理解」がなくとも結婚できるのに、女性を選べばそうはいかない。

「私達って、世間に理解されないと生きちゃダメ?」と悲しくなります。

セクシャルマイノリティって、私にとっては退職を考える大きな理由の1つでした。それほど大きく大切な問題です。

同性パートナーや事実婚の異性パートナーへの理解がある他の企業(大企業含む)の存在を知っていたからです。

バイセクシャルと自認するまでは、「独身女性」であることを負い目に思っていた時もありました。でも、自認後は「(結婚という選択肢がある)ヘテロ独身女性」を密かに羨ましいと思ってしまったり。

ヘテロヘテロセクシャル異性愛者の意

そうそう、大阪転勤後すぐの飲み会で、当時の部長に言われて絶望した言葉があります。

話の流れで、私が「例え同性婚が成立できなくても、妻を家族だと思っているので問題ない」と伝えた時だったでしょうか。

「そうか、じゃあ君は世間から認められなくてもいいってことなんだね」と言われました。

その時はっきり、この部署に居たくないと思いました。笑って流しましたけど、私が配慮を尽くして伝えた言葉を鵜呑みにする方なのね、と失望しました。

同時に何がダイバーシティだよって心の中で泣きながら毒づきましたね。ざけんじゃねえ!って。

詳しくは「カミングアウト」について書く際に触れますが、私は北海道・大阪勤務時代に、それぞれ人事の役職者と所属部署の部長にカミングアウトをしています。

目的は、①家族(妻)がいると申告することで、家族生活を守ること。②社内にいるであろう当事者の一助になればいいと思ったこと。の2点です。

(かなり心の負荷がかかるのでおすすめしません)

男性とも結婚を考えたことがある身としては、「結婚したい程好きになった人の性別が変わるだけで、なぜ世間からの理解が必要なのか?」と納得がいきません。

「親の理解」ならまだ分かるんですけどね。私たちは突然湧いてきた宇宙人でもなんでもないんだけどなってこっそり思っています。

もう一つ個人的な意見を書いておくと、「知る」と「受け入れる」は全く別の行為です。

セクシャルマイノリティ当事者を「受け入れるかどうか」は相手に強制すべきことではありません。相手の自由だからです。

ただ「当事者の状況を知ること」は、同じ日本に生きている住民として、あってもいいアクションなのかな?とは思います。

ちなみに、G7各国の中で、唯一同性婚を認めていないのが日本です。

(参考)G7:日本・フランス・ドイツ・アメリカ・イタリア・イギリス・カナダ

まあ、ぼやいても始まらんので、当事者の一人として今日も元気に発信します♬(笑)

東ゆう

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